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(2)地方港の航路の状況
ア.航路の状況
地方における外貿コンテナ貨物取扱量の増加や国内輸送コスト低減の観点から、西日本の地方港においても、韓国、中国、台湾、香港等との航路が接続されている。香港以南となると、北九州・福岡といった大規模港湾に続くポジションにある港湾を除いて航路は少ない。また、神戸港・大阪港などを結ぶフィーダー航路の開設も進んでいる。
近年、わが国の地方港では、定期コンテナ航路の開設が相次いでいる。そのほとんどが中国、韓国等を中心としたアジア航路であり、なかでも釜山港と結ぶ韓国航路が多い。外貿コンテナ貨物を取り扱う地方港は、平成5年には22港であったが、7年には30港を超え、平成8年6月末現在34港に達している。
近年、地方港の定期コンテナ航路のほとんどは中国、韓国等を中心としたアジア航路であり、なかでも、釜山港を相手港とする韓国航路が多い。航路を開設した港湾をみると、新潟港、境港などの日本海側の諸港、松山港、徳島小松島港、大分港などの四国・九州地域の港湾が目立っている。
松山港においては平成6年7月より韓国航路が、それに次いで上海、大連、台湾、寧波航路が開設されている。
日韓、日中、日台(東南アジア)の各航路とも有する地方港湾は少なく、松山港の航路は充実している。

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